ミルスレッド情報ページ > ミルスレッド用管用テーパーねじ寸法計算機

●シムテック ユーザー様向け ミルスレッド用 管(くだ)用テーパーねじ寸法計算機(ベータ版)
細心の注意を払ってデータを作成しておりますが、試験運用中につき参考という事でお願い致します。

呼び寸法を選択すると詳細寸法が表示されます。

(呼び寸法)















































●記号について
Rc:耐密用テーパーめねじ
R: 同おねじ
Rp:耐密用平行めねじ
を意味します。

※PTは旧規格でRCと同じ規格。
PT:耐密用テーパーねじ(めねじ、おねじ共)
PS:耐密用平行めねじ
を意味します。
ISOとの整合性上、この呼称は使用しない事が推奨されています。

管(くだ)用と読みます。
日本では英式管用テーパーねじが標準で、PT=BSPTになります。
アメリカ式管用ねじはNPTやNPSCという規格で別物です。


●ねじの特徴



●注意事項
上記は「JIS B0203:1999 管用テーパーねじ」によります(下穴径はOSGねじ下穴径表による)。
耐密性が要求される場合、完全ねじ部の長さや、真円度を要求される場合があります。
実際の加工にあたっては、JIS資料を確認してください。
またGコードが使用できる場合は、カーメックス社提供のソフトで出力されるGコードを使用して下さい(推奨)。

●加工イメージ

ミルスレッドの加工では、ねじの谷底に接する、仮想的な円すいを加工するパスが必要になります。
円すいの径は、めねじ/おねじ共、ねじ谷底の径が切削対象です。
テーパーは1:16テーパーです(16mm進む毎に径が1mm拡大するテーパー=1.78991°)。
ミルスレッドの工具径は、加工方法によりますが、下図では先端径を指定しています。


※ 刃長が十分な場合は、1回転の円弧で加工する事も出来ます。




●超硬ソリッド工具の仮想先端径

■超硬ソリッド ミルスレッド 仮想先端径一覧
ピッチ(TPI) Standard 型番 刃径 刃長 仮想先端径
28 RC 1/16〜1/8 0606C9 28 BSPT φ6 9.5 φ5.406
19 RC 1/4〜3/8 0808C14 19 BSPT φ8 14 φ7.126
14 RC 1/2〜7/8 1212D19 14 BSPT φ12 19.1 φ10.806
11 RC 1〜2 1616D28 11 BSPT φ16 28.9 φ14.194





●チップ交換式工具の仮想先端径

■φ9.9ホルダ(SR0010H12)で1インチ19山を加工の場合


 
■φ12ホルダ(SR0012F14)で1インチ19山を加工の場合
■φ12ホルダ(SR0012F14)で1インチ14山を加工の場合

■φ21ホルダ(SR0021H21)で1インチ14山を加工の場合

■φ21ホルダ(SR0021H21)で1インチ11山を加工の場合



●JIS規格について

こちらのページで、資料を閲覧することができます。
日本工業標準調査会 (ページ下方のデータベース検索→JIS検索)

よく使われる資料は下記の通りです。
JIS B 0202 「管用平行ねじ」
JIS B 0203 「管用テーパーねじ」


●お問合せ先

シムテック(TEL) 06-6304-0543
ノガジャパン(TEL) 048-777-1733 (国内カーメックス代理店)